製材(小割)
十分に乾燥させた材をテーパーの付いた板状(板割)に製材し、板割を棒状(小割)に製材します。
次に、製材した小割を数ヶ月間乾燥させます。
荒削り・傷取り工程
小割を粗さの違う数種類のサンドペーパーを使い分け、色々な形(胴張り・五角・六角・七角・八角等)に削ります。
全ての削りの作業は、職人の感覚だけで削り出されていきます。
ガラ掛け
ほぼ箸の長さと同様の幅の、ゴムでできた帯状の輪の中に、ピッチリとすき間なく二百~四百膳位の箸を両側から入れます。
これを「がら」と呼ばれている機械に川砂を入れて、川砂がこぼれないように水をたらしてから、回転させ、途中数回砂を足します。箸同士がこすれて表面がなめらかになるという原理です。
箸と箸がガラガラと擦れ合う音がすることから、この機械が「がら」と呼ばれているのかもしれません。「がら」をかけた後はざるに並べ天日で一日乾かします。
塗り